損害保険の需要
損害保険は不景気になっても絶対に無くなりません。むしろ経営者は、こんな不景気な状況で万が一何かあったら大変だという気持ちになり、損害保険は切らすことが出来ません。個人も住まいがある以上、持ち家、借家にかかわらず、火災保険は必須です。
年齢不問
まず損保事務は有名な職業ではありません。また「保険」と聞くとアレルギーがあるせいか、損保事務に目を向く人もあまりいません。「生保のおばちゃん」のイメージが強いのでしょう。
生命保険と違って、損害保険は男性の職場です。男性は事務が苦手なため、損保事務の需要がかなりあるのですが、「保険は難しい」というイメージがあるので人材が少なく、60歳近くでも就業できる職業です。
経験不問
前途のように認知度が少ないため、損保事務を出来る人があまり多くないため、未経験者が多いのです。しかし人は欲しいので、未経験者を採用し、簡単なOJTで教える場合が数多くあります。そんなんで大丈夫?と心配になるかもしれませんが大丈夫です。
スキルが低くてもバレない
多くの企業代理店の保険部門は、元々仕事の出来ないおっちゃんが座る場所です。大手企業では社内に保険部門を作らず、子会社で保険代理店会社を設立するほどですが、もちろんこちらに来る部課長クラスも、本社から仕事が出来ない、パワハラをした、セクハラをしたおっちゃんの集まりを、雇用の関係から首が切れないため出向、あるいは転籍させますので、保険の仕事なんぞ全くわかりません。おっちゃん達は、損保事務の仕事の出来不出来は、「自分に対しての態度が良いか悪いか」「アピールが上手か否か」の判断でしているため、全く仕事の出来ない損保事務のおばちゃんでも、上手にコミュニケーションを取っていれば、「あいつは優秀」となるわけです。わかるのは、仕事の出来る社内の一部と保険会社の社員のみです。
正社員になりやすい
大手企業代理店を見てみましょう。社員規模が数万人。子会社、グループ会社が何十社、何百社もあります。大手企業はホールディングスになっており、グループ内で、物流、インフラ、サービス業、リース、設備、管理、小売などたくさんのジャンル企業があります。
グループ会社それぞれの事業内容によって、法人のリスクがあり、リスクヘッジが必要です。
会社にはそこで働く社員もたくさんいますから、社員に対してのリスクヘッジや、福利厚生も損害保険で必要になるのです。
大手企業になればなるほど、損害保険の種類や数も膨大になり、人が無数必要になります。景気が悪くても仕事は沢山あります。昨今の非正規社員の法改正も追い風になり、専門性のある損保事務は正社員になりやすく、また職場が嫌になってもすぐに別の会社に就職しやすい「おいしい職業」なのです。
スキルの割に給与(時給も)が高い
派遣で言うと、最初の時給が1600円~と高く一般事務1200円に比べても雲泥の差です。高い人は1900円程度いきます。損保事務は損保業界のシステムを使い、一般事務に比べたらあまりEXCELなどを使いません。大手企業は扱い種目が縦割りで決まるため、1~2カ月である程度のスキルがつき、システムにも慣れます。真面目に損保に取り組めば、半年でかなり成長します。
専門性がある割には簡単
専門性があるため、難しいのではないかと尻込みしそうですが、実はそうでもないのです。「この場合はこっち」といったルールがちゃんとあり、それを理解すれば何ら難しくなく、大手企業代理店ですと保険会社もべったり教えてくれるので、何かあった際のフォローもあります。
スキル無し、取り柄無し、年齢オーバーなら
損保事務で決まりです。まずは人材会社に登録してみましょう。